慈恩寺

慈恩寺の四季・行事

見どころ

慈恩寺旧境内は春夏秋冬で異なる表情を見せるため、訪れるたびに新たな魅力を発見でき、四季折々の美しい景観を楽しむことができます。

慈恩寺の春夏秋冬
稚児桜
春

ちござくら

稚児桜

►5月上旬

山門をくぐりわずかな石段を登ると香炉が見えてきます。
その西隣にあるのが慈恩寺稚児桜です。山形城主最上義光(もがみよしあき)寄進の桜と伝えられています。
5月5日の一切経会の頃に開花します。一切経会の舞楽で舞われる稚児舞が奉納されていた頃は、桜の下が出番を待つ童の待機場所になっていました。
本来の桜の名称はわからず、いつしか稚児桜と呼ばれるようになりました。サクランボのように葉が出てから下に向けて花が咲きます。花弁が250枚から300枚越の2段咲になるのが特徴で、「清楚」「可憐」「気品」の3拍子揃った名桜です。

夏

じおんじはす

慈恩寺蓮

►7月〜8月

慈恩寺の山門前の池に昔咲いていたという慈恩寺蓮です。この蓮が約半世紀ぶりに古里慈恩寺に帰ってきました。平成24年4月、醍醐地区景観まちづくり協議会が白鷹町山口地区の蓮池で守り続けられていた慈恩寺蓮100株ほどを分根してもらい、地区内の水田に移植、会員たちが作業に汗を流した結果、見事に開花しました。
慈恩寺蓮は古代蓮の一種で、直径25~27cmの大きな花、薄黄色の花弁16~18枚の一重咲き、先がうっすら紫紅色で葉の表面はざらついています。
開花期は長く7~9月です。仏教では、西方浄土(極楽)は神聖な蓮の池だと信じられていますので、寺の境内に蓮池がつくられました。蓮は泥より出でて美しい花を咲かせるので、煩悩に汚されない清浄無垢の仏と対比され、尊い仏の座る台座に用いられました。

慈恩寺蓮
彼岸花
秋

ひがんばな

彼岸花

►9月下旬〜10月上旬

秋の彼岸を過ぎた頃、慈恩寺地区に彼岸花が咲き始めます。仁王坂から最上院、そして本堂へと続く参道脇や、華蔵院前などで深紅の花が参拝者を出迎えます。
日陰を好む彼岸花は秋の涼しくなった頃に咲きます。慈恩寺には約50年前頃から群生しており、今では寺院と花のコラボレーションを写真に収めようと、多くのカメラマンが訪れるフォトスポットの一つとなっています。

冬

慈恩寺大晦日
花火大会

せつげっか

雪月華

► 12月31日

慈恩寺大晦日花火大会は、除夜の鐘とともに打ち上がります。
大晦日は、慈恩寺で除夜の鐘を聴きながら、冬の夜空に広がる大輪の華、冬の花火をお楽しみください。

雪月華

年間行事

1月1日

しゅしょうえ

修正会

2月の第1日曜日

だいはんにゃえ

大般若会

5月4日

らんじょうえ

濫觴会

5月5日

いっさいきょうえ

一切経会

ぶがくほうそう

舞楽奉奏

9月の第2日曜日

さいとうごまえ

柴燈護摩会

12月31日

除夜の鐘

慈恩寺大晦日花火大会

「雪月華」

修正会

正会

大般若会

般若会

家舞楽

柴燈護摩会

燈護摩会

一切経会

切経会

見どころ

慈恩寺の舞楽は、四天王寺(大阪)の楽人・林越前政照が伝えたといいます。記録から500年以上の歴史があることがわかっています。現在も5月5日の一切経会で8番が披露され、そのうち2番は慈恩寺の地元住民が舞います。
国指定重要無形民俗文化財。 

このマークが付いている写真は寒河江市教育委員会の所蔵資料です。

上部へスクロール